大人でもなんだっけ?となる関係式に速さと時間と距離の関係というのがあります。
みなさん覚えていますか?
み・そ・じ とか は・じ・き とか覚えた方もいると思います。
道のり 距離
速度×時間 速さ×時間
というやつです。
小学生では速度と速さという言葉に区別はついていません。(理系の大人はえーってなると思いますが)
この道のり(距離)と速さ(速度)と時間の関係をちょっと整理してみましょう。
(道のりが同じとき) 速さとかかる時間の比は逆
(速さが同じとき) 距離とかかる時間の比は同じ
(かかる時間が同じとき) 距離と速さの比は同じ
ここでのポイントは 道のりが同じならば 速さとかかる時間の比は逆(正確には逆比)だよってこと!
「正確には」って書いたのは、2つのものの比なら逆(入れ替え)でOKなんだけど3つ4つとなると入れ替えられなくて、わかんなくなってしまうから。
そこでポイントは逆ではなく逆比。
逆数っていうのがあって、それを比にしてほしいんだけど、逆数って何って聞きたくなるかな?
大丈夫。逆数っていうのは分数をひっくり返した数字のこと。 (画像で貼り付けているので、少し見づらいようでしたらごめんなさい)
これでわかってもらえたかな。では次の問題を考えてみよう!
問題
Aさんが歩くと2時間半かかる道のりを、Bさんは1時間40分かかります。AさんとBさんの速さの比をもとめなさい。
まずAさんの時間を分になおすと2×60+30=150分、Bさんの時間は1×60+40=100分ということがわかるよね。
ということでかかる時間の比は 150:100=3:2(もっとも簡単な整数の比で表すようにしてね)
比を逆にするんだよねっと思った人は、
(Aさんの速さ):(Bさんの速さ)
=2:3
できた!
はい、答えはあってます。
でももうちょっと複雑な問題になったときのために逆比を使ってみよう。
(こちらも画像で貼り付けているので、少し見づらいようでしたらごめんなさい)
できた!これができると、3人4人と人が増えても変わらないやり方でできるようになるよ
これがわかることが、算数での速さと比の第一歩! Let’s try!