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食塩水蒸発問題~中学受験から公務員試験・SPIまで

食塩水の問題は小学校でも中学校でも高校でも出てくる問題です。ところが大きく勘違いをしてしまっているがために解答できないということが少なくありません。ということで、蒸発問題を考えてみましょう。

問題
15%の食塩水が400gあります。水を何gか蒸発させたところ、食塩水は20%になりました。何gの水を蒸発させたでしょう。

と、いきなり解答に入ってもいいのですが、そもそも食塩水の意味を分かっていない人も多くいることが最近分かったので、紹介しておきます。

食塩水の濃度とは

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食塩水の問題で聞かれるのは十中八九その濃度です。濃度の計算方法を見てみましょう。

食塩水の濃度(%)
   =(含まれる食塩の量)÷(食塩水の量)×100

です。ここで食塩水の量とあるのですが、

食塩水の量=(食塩の量)+(水の量)

ということです。食塩の量を水の量で割って計算してしまう人がたまにいるのです。ここが勘違いのポイントです。

さて、問題に戻りましょう。問題にあるのは、15%の食塩水400gです。食塩水の問題を考えるときはかならず中に含まれている食塩の量に注目です!

では 15%の食塩水400gのなかに、食塩はどれだけ含まれていますか?

400gの15%なので、400×(15/100)=60(g)  含まれています。したがって水は400-60=340g ということがわかります。

今度は60gが20%になるような食塩水全体の量もしくは水の量を考えます。

60:?=20:80=1:4 となるので、?=240g。つまり水を240gにすればよいことになります。

もともと340gあった水を240gにすれば、20%になるので、
  340-240=100g
つまり100g蒸発させればよいということになります。

蒸発問題を解く手順は

  • 食塩の量と水の量を求める。
  • 蒸発させたあとの割合から、(食塩の量はかわらないので)蒸発させたあとの水の量を求める。
  • 前から後の水の量を引けば、蒸発させた水の量がわかります。

くれぐれも、自分の脳みそと血液を蒸発させないでくださいね。let’s try!

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